選挙であわただしくしている間も、対中国の火種は消えていないようです。中国側は強い口調の発言を重ねますが、私の実感では「すべてが一気に変わる」感じでもありません。だからこそ、過度に煽られず、生活者の目線で“いま起きていること”を見ておきたいと思いました。
要点
中国人観光客は「ゼロ」ではない
知人の飲食店では「だいぶ減った」と聞きました。一方で、街中では見かけます。中国側の“渡航自粛の呼びかけ”があっても、現場の人流は完全には止まらない。現実はもっとグラデーションがあります。中国は2025年11月に訪日を控えるよう注意喚起したと報じられています。
輸出管理も「すぐ混乱」には見えにくい
中国は2026年1月に日本向けのデュアルユース(軍民両用)品目の輸出管理を強化しました。ただ中国側は「民生貿易には影響しない」趣旨も説明しています。だから今のところ、日常で“混乱している”話をあまり聞かないのかもしれません。とはいえ、手に入りにくさが出れば値上げにつながる可能性はあるので、静かに効いてくるタイプのリスクだと思います。
強い言葉に振り回されないために、依存を減らす視点が大事
ニュースは刺激が強いほど目に入ります。でも生活は、今日も続く。だから私は「一国に頼りすぎない」「取引先や調達先を分散する」「国内で回せるものは回す(地産地消的な発想)」を、もう少し現実的に考えておきたいです。急に全部を変えるのではなく、“できるところから薄く広く”が、家計にも企業にも効く気がします。
背景ちょい足し
高市首相の対中・台湾をめぐる発言をめぐって、中国側が撤回を求めるなど、外交面の温度は上がりやすい状態が続いています。けれど現場の人流や商流は、一気に止まるというより、遅れて効いてくることも多い。だから、肌感とニュースを並べて「どっちも事実」として扱うのが良さそうです。
ひとこと
中国の強い言葉を聞くたびに不安になりますが、結局いちばん大事なのは、こちら側が冷静に、選択肢を増やしておくこと。輸入に頼り切らない体制づくりは、外交リスクだけでなく、値上げや供給不安への備えにもなる――そんなことを改めて感じました。
