目次
【結論】
選挙では大きな争点にならなかった「国保逃れ」問題。しかし、国民健康保険料を実際に支払っている立場から見ると、決して小さな話ではありません。制度のゆがみを正す議論は必要ですが、その結果が“静かな負担増”につながらないか――家計目線で見守る必要があります。
【要点3つ】
①「国保逃れ」とは何か
一部で問題視されているのは、本来は国民健康保険(国保)に加入すべき立場でありながら、制度上の扱いによって負担を抑えているケース。公平性の観点から見直し論が出るのは理解できますが、単純な善悪では語れません。
② 年金3号見直しとセットで語れるのか
会社員などに扶養される配偶者が保険料を個別に納めない「第3号被保険者制度」。この見直しは以前から議論があります。もし個人単位へ制度設計が変われば、影響は想像以上に広がります。
“公平”という言葉の裏で、実質的な負担増にならないかが焦点です。
③ 結局、家計はどうなる?
国保料は所得連動とはいえ、家計の中では大きな固定費。
制度変更が進めば、
- 保険料算定方法の見直し
- 負担割合の変更
- 各種控除の調整
などが連動する可能性もあります。
制度改革なのか、増税なのか――そこを丁寧に見ていきたいテーマです。
【背景ちょい足し】
日本の社会保障制度は、世代間の支え合いを前提にしています。しかし少子高齢化が進むなか、現役世代の負担は着実に増えています。
制度の公平性を議論することは重要ですが、その影響がどこにどう及ぶのかは慎重に確認する必要があります。
【ひとこと】
国保を払っている身としては、「制度改革」という言葉よりも「来年いくらになるのか」の方が現実的です。
政治の議論は大きくても、影響を受けるのは私たちの日常。数字を見ながら、静かに注目していきたいと思います。
