目次
■ 結論
食料品の値上がりが続く中、最新のGDPはプラス成長。
でも「景気が良くなった」と実感できる人は多くありません。
その理由を、食料品という身近な視点から整理してみます。
■ 要点3つ
① 値上がりすると“名目GDP”は増えやすい
価格が上がれば売上金額は増えます。
つまり「金額ベースのGDP」は押し上げられます。
でもこれは“量が増えた”わけではありません。
👉 「物価上昇」と「景気回復」は別物。
② 実質GDPは“どれだけ買ったか”を見る
実質GDPは物価上昇を差し引いた数字。
例えば
- 値上がりで量を減らす → 実質はマイナス寄与
- 米の価格が上がっても購入量が同じ → 実質は横ばい
最近の消費動向を見ると、“食費が増えた分、他を削る”傾向も見えます。
③ 輸入食材はGDPを押し上げにくい
ここが重要なポイント。
- 米は国内生産中心 → 国内GDPに反映されやすい
- コーヒー豆は輸入中心 → 原材料費上昇分は海外へ流れる
つまり、値上がりしても日本のGDPが増えるとは限らない。
円安局面では特にこの構図が強まります。
■ 背景ちょい足し
最新の四半期GDPはわずかにプラス成長。ただし個人消費の伸びは弱く、「物価に追いつかない賃金」が課題と言われています。
食品価格の上昇は生活実感に直結するため、GDPがプラスでも“景気がいい”と感じにくい要因になります。
■ ひとこと
数字は上がっている。
でも、心のゆとりはどうだろう。
米やコーヒー豆の値段を見ると、GDPだけでは測れない“暮らしの温度”があると感じます。
