ゆうちょ銀行の貯金が減り続けている——倒産の危機?理由と、ネット銀行を試してみた話

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「ゆうちょの預金が4兆円減った」という記事を見ました。
昔は子供のお年玉の貯金など、みんながゆうちょを持っているイメージがありましたね。
しかし、今は全国のコンビニで預金を下ろせて、振り込みなどもネットで完結できるようになりました。
昔ほどゆうちょの需要がなくなったのかもしれません。
気になって調べてみました。

目次

ゆうちょ銀行の残高が、年4兆円のペースで減っている——でも「倒産の危機」ではありません

まず安心してください。「4兆円減っている=倒産の危機」ではありません。

ゆうちょ銀行は日本郵政グループの一員で、国が大株主です。預金保険制度の対象でもあるため、仮に何かあっても1,000万円までは保護されます。倒産確率は0.05%とされており、実質的に国営に近い安定した銀行です。

ではなぜ残高が減っているのか。日本経済新聞が報じた数字によると、ゆうちょ銀行の貯金残高は年間4兆円規模で減り続けています。

対照的に、三菱UFJ・三井住友・みずほのいわゆるメガバンク3行は、貯金残高が増えています。同じ「銀行にお金を預ける」という行動なのに、ゆうちょだけが減っている。理由は「時代の変化」にあります。

地方のお金が、都市へ流れていくしくみ

ゆうちょ銀行は、もともと地方に強い銀行です。
郵便局のネットワークを活かして、地方の小さな町にもATMや窓口があります。
地方に住む高齢者の方が長年使い続けてきた、という方も多いはずです。

ところが、その高齢者の方が亡くなると、貯金は相続によって子どもや孫の世代に渡ります。
その子どもたちの多くは、都市部に住んでいる。
そして都市部で生活する世代は、メガバンクやネット銀行を使っているケースがほとんどです。

相続でゆうちょ口座から引き出されたお金は、都市の銀行口座へと移っていく。
こうして「地方のゆうちょ」から「都市の銀行」へ、お金が静かに流れ続けているわけです。

昔は「ゆうちょが最強」だった

少し前まで、ゆうちょ銀行には大きな強みがありました。

まず、全国どこにでも郵便局があること。
地方に住んでいても、近くの郵便局でいつでもお金の出し入れができた。

そして、振込手数料が安かったこと。
他の銀行に比べて手数料が低く、「振り込みはゆうちょ」という習慣が根づいていた方も多かったはずです。

ところが今は、その「強み」が薄れています。
コンビニのATMが全国に広がり、ネット銀行が手数料の安さで追い越してきた。
ゆうちょが「便利さ」で選ばれる理由が、少しずつなくなってきているのです。

今、ネット銀行が選ばれる理由

私自身も、楽天銀行と住信SBIネット銀行を使っています。
使ってみて感じるのは、とにかく「手続きがスマホで完結する」便利さです。

メインで使っているのは楽天銀行です。
振込手数料は楽天銀行同士なら無料で、他行へも条件によっては月数回無料になります。
ATMはセブン銀行やローソンATMと提携しているので、コンビニでいつでも引き出せます。

住信SBIネット銀行は「目的別口座」という機能が便利で、旅行積立・緊急用・生活費など、お金を用途ごとに分けて管理できます。
家計の整理に使いたい方には試してみる価値があると思います。
(※住信SBIネット銀行は2026年8月以降、ドコモSMTBネット銀行に名称変更予定です)

「ネット銀行は窓口がないから不安」という声もよく聞きます。
ただ、日々の振込や残高確認であれば、アプリで完結するので窓口に行く機会はほとんどないのが実態です。

証券口座とセットで作ると、さらに便利になる

ネット銀行の面白いところは、証券口座と連携できることです。

たとえば楽天銀行と楽天証券を連携(マネーブリッジ)すると、普通預金の金利が通常より高くなります。
さらに、楽天証券の口座に入金するとき、楽天銀行からスマホで即時送金できる。

SBIネット銀行とSBI証券の組み合わせも同様です。
口座間の資金移動がスムーズで、「銀行に置いておくだけ」から「少し運用してみる」への一歩が踏み出しやすくなります。

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ひとつだけ、注意しておきたいこと

ネット銀行には便利な点が多いのですが、住宅ローンを利用する際に一点だけ注意が必要です。

変動金利のローンを組む場合、金利の更新サイクルを確認しておくことをおすすめします。

従来の銀行では、変動金利の見直しは半年に一度というケースが一般的です。
一方、一部のネット銀行では金利の変動が即反映、あるいはより短いサイクルで更新される場合があります。

今のように日銀が利上げを続けている時期は、即反映タイプのローンだと返済額が予想より早く増える可能性があります。
住宅ローンの借り換えや新規契約を検討している方は、「金利の更新はどのサイクルか」を必ず確認してから契約しましょう。

日常の使い勝手ではネット銀行が優れている点が多い。
ただし、長期の借り入れという場面では、更新サイクルという細かい条件が大きく影響することがあります。
便利さと条件の両面を見て、自分に合った銀行を選んでください。

この記事を書いた人

暮らしやお金に関わるニュースの「気になる」を調べて自分の言葉でお届けします。ニュースをそのまま並べるのではなく、実際に体験したことや、深掘りして分かったことを大事にしています。たまに寄り道して世間話も。

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