目次
結論
3月末で、冬の電気・ガス料金を支えてきた補助金が終了する。4月分の請求書から、その影響が家庭に届く。ガソリン価格は補助金効果でいったん落ち着いてきたが、ホルムズ海峡封鎖が続くなか、安心できる状況ではない。
要点3つ
① 今回の補助終了、何が変わる?
政府が実施してきた「電気・ガス料金支援(冬季)」は、2026年1〜3月使用分を対象に実施されてきたもの。3月分の使用をもって終了し、その影響は4月分の請求書から現れる。家庭によっては数百円〜1,000円前後の負担増になる見込みだ。
② ガソリンは落ち着いた? それも補助金のおかげ
ガソリン価格は3月16日に全国平均190.8円という過去最高を記録した。その後、3月19日に再開されたガソリン補助金(30.2円/L)の効果が反映され、3月23日時点で177.7円まで下落している。「落ち着いた」というより「補助で抑えられている」が正確で、ホルムズ海峡封鎖が長引けば電気・ガス価格にも上昇圧力がかかる。
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③ 断続的に繰り返されてきた補助、次はあるか
電気・ガスの補助は2023年2月以来、断続的に5〜6回繰り返されてきた。そのたびに「今回で終わり」とされながら、状況が変わるたびに再開されてきた。補助再開の可能性はゼロではなく、ホルムズ海峡封鎖が長引けばその現実味はさらに増す。
背景ちょい足し
もともとウクライナ侵攻後のエネルギー価格高騰への緊急対応として始まった補助が、物価高の長期化で繰り返さざるを得なかった。賃上げは進んでいるが、物価の上昇がそれを上回る局面が続いてきた背景がある。
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ひとこと
また補助金が欲しい、と思ってしまうのは正直なところ。でもそれは、補助がなければ家計が苦しいという現実の裏返しでもある。2023年から3年、支援に頼り続けてきた家計の足腰が、本当に強くなったのかどうか──4月分の請求書を前に、少し考えてしまう。
一次情報・出典
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