また6月から906品目が値上がり?——何がいくら上がるか調べてみた

最近、スーパーでいつの間にか値上がりしていると感じたことはありませんか?
片栗粉やコーヒーがいつの間にか高くなっていた、という経験がある方も多いのではないでしょうか。
スーパーでよく見かける食品から、お菓子・スパイス・薬まで、身近なものが一気に値上がりします。
どんな商品が対象になるか、順に見ていきましょう。

目次

6月から906品目が値上がり——食品から薬まで

6月から身近な食品からお菓子やスパイス、さらには薬まで幅広い分野で値上がりします。
それでは、どんな商品が値上がりするか調査しました。

食品——納豆や即席麺、ポテトチップスまで906品目が値上げ

毎日の食卓に並ぶものから値上がりが始まっています。
特に納豆とJagabeeの値上げ幅は見逃せません。

商品値上げ内容
毎日食べるもの
納豆(ミツカン金のつぶ・おかめ納豆など)6〜20%値上げ
即席麺(チャルメラ・一平ちゃん・中華三昧など)6〜10%、約80品目
食用油(日清オイリオ)最大21%超の可能性
お菓子・軽食
ポテトチップス(カルビー)5〜10%値上げ
Jagabee(カルビー)280円→370円前後(約30%)
ピザポテト5〜30%値上げ
ミンティア118円→140円(約19%)
その他
スパイス類(カレー粉・ガーリックなど)407品目(ハウスギャバン)
サプリ・ベビー用品(ディアナチュラ・和光堂など)改定率非公開

身近な納豆や即席麺、食用油は毎日使うから欠かせない物まで値上げします。
さらに、ポテトチップスなどのお菓子や、スパイスやサプリメント、ベビー食品まで値上げ対象になっています。

市販薬や保湿クリームも値上げに

食品だけではありません。
痛み止めで有名なロキソニンや胃腸薬で有名な第一三共の胃腸薬も軒並み値上げになっています。
ロキソニンEXローションは1,518円→1,738円(+220円)。最大40%という値上げ幅は市販薬としては異例です。
また、普段から保湿クリームを使っている人には悲報です。
保湿ミルクまで値上げの対象になっています。
食品だけでなく薬や保湿クリームまで値上げに及んでいます。

なぜこれだけ値上がりするのか?

年初から続く値上げラッシュ。6月も906品目が上がるのには、3つの理由があります。

中東情勢の悪化が背景にある

以前よりイランとイスラエルの対立が続いていました。
そこにアメリカが加わったことから、イランがホルムズ海峡の封鎖を実行しました。
ホルムズ海峡は世界の原油の20%が通過し、日本の輸入原油の約95%は中東産です。
これは原油だけの問題にとどまりませんでした。
プラスチックなどに使われる「ナフサ」が不足しました。
ナフサは至る所に使用され、供給問題はプラスチックから塗料、建築素材までに及びます。
原材料ではなく、商品にするための外側のコストが上がり、値上げは色々な商品に影響を与えました。

ナフサ不足がプラスチック製品を直撃

ナフサとは原油から生成される素材です。
原油はガソリンのような燃料や燃料ガス、プラスチックの原料のナフサ、と色々な成分を含んでいます。
その中の「ナフサ」は現代の生活の食品から医療現場と、あらゆるところで使われています。
これはまさに「オイルショック」とも言えますね。

燃料費の高騰が物流コストを押し上げる

もちろん、ガソリンや軽油の価格も上昇します。それに伴って、船やトラック、航空便などのすべての輸送コストが跳ね上がります。
さらに、輸送業界ではドライバー不足が問題になっています。ここからもコストの上昇に繋がっています。
「国産だから値段は上がらないはず」とはならないのが今の現状です。

何が一番増えた?

906品目の中で一番上がった品目は食品ではありませんでした。
実はスパイス・調味料で、407品目を占めています。
さらに、値上げ幅が一番大きいのはJagabeeの約30%・ロキソニン系に至っては最大40%の上昇です。

家計の影響はどのくらい?——年間最大4.7万円増

それでは、家庭にどの程度影響があるのでしょう。
帝国データバンクの調べによると2026年の食料品値上げにより1世帯あたり年間で最大4.7万円と言われています。
月換算にすると約3,900円の支出増になるとのことです。
特に食用油や即席麺・調味料を毎日使う人にとってはさらに大きな影響があります。
薬や日用品にも値上げが及んでいますので、実際はさらに大きな金額になると思われます。

今月中にできることは?

今月中にできることを3つ紹介します。
まず、食用油や即席麺など保存が効くものはまとめ買いが有効です。
また、イオンやセブンなどのPB(プライベートブランド)商品は値上げ幅が小さいため、切り替えも選択肢の一つです。
ふるさと納税の食品系返礼品を活用すれば、実質的に負担を減らすこともできます。
普段の生活の中で検討してみてはいかがですか?

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この記事を書いた人

時事・経済・社会問題を「身近な視点」から読み解くライター。日常のちょっとした引っかかりを起点に、政治・経済・テクノロジーの動きを平易な言葉で伝えることをテーマにしている。よりみち世相録では、3分で読めるニュース解説を毎週更新中。

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